家族のありようを考える


時々、シングルマザー、シングルファザーに加えて、ステップファミリーや里親、養子縁組などの言葉を見聞きすることがあります。


これらが、実際には結婚や離婚、子育てに基づいているのだとしても、家族の成り立ちが何かひとつの類型に収まるようなことはなく、詳細に見るほどにさまざまな形、実態ががあるように思います。



たとえば、自らの子を持つことを考えてみると、自分自身が小さい頃は、「お父さん」と「お母さん」が一緒でひと揃いあるというのが当たり前のように思っていましたが、年齢を重ねるにしたがって、必ずしもそうではないことに気がついてきます。


また、その「お父さん」と「お母さん」にしても、生まれた場所や育った環境が異なる二人が縁あってペアになっているわけで、その立ち並ぶ様子が最初から最後までずっと同じようであるはずもありません。


小さな範囲では個別の家族をひとまとまりと見るべきなのでしょうが、大きな範囲で見ていけば"人類みな兄弟"となるので、それにならえば、同時代に生きている者同士「ファミリー」と考えていっても良いのかもしれません。



統計資料をざっと眺めると、男女をひとまとめにして、20代後半ではおよそ3〜4人に1人が結婚し、30代に入ると2〜3人に2人が結婚するようになっていきます。


未婚、結婚、離婚など、個別の状況もあるので、一目見てどうであるということは言えませんが、結婚する割合が高まるにつれて、また年数が経つにしたがって、離婚する割合も増えると言えそうです。


未婚の人では、結婚するかどうか、結婚した人では、そのまま結婚を維持する、離婚する、再婚するなどの可能性があり、離婚した人でもそのままか、再婚するか、さらに言えば再婚した人もまた、結婚を維持する、離婚する、再婚するという可能性があるということになります。


シンプルに考えれば、結婚するかどうか、子どもを持つかどうかが、今回の内容を考える下地となっていくわけですが、上記のような状況を見るだけでも、いくつもの表れ方があるので、何をもって最善とするのかは容易に決められないように思います。


男女間の結婚のみならず、LGBTQの人たちのパートナーシップ関係を含めていくとさらに多岐にも渡り、これは、当人同士の問題であり、次世代の子どもに関わる問題でもあると同時に、大きくは社会全体の問題でもあるということです。


こういう、さまざまな角度から考えられることを含みながら、どのように取り組んでいくのが、心情的にも制度的にも良いものなのかを知っていくことが大切ですし、また、それらを知るためには今までがどうであったのか、かつ、今がどうであるのかを先行して知っていくのが良いように思います。


それに合わせて、諸外国での取り組みや日本における経緯・変遷など、時間や場所においても広く行き来しながら、それでいて今後において有益となるように、良い知恵を結集させていくのが良いのではないでしょうか?




今回の内容に限ることなく、わからないことをわかろうとする、あるいは、もっと知ろうとして調べていく、そういう姿勢が良いなと思います。


どんなことにおいても自分に関係ないやと思うのではなく、気づく、知る、わかるところからはじめて、いつか自分の歩みと重なり合うことだってあるかもしれないわけです。


そのようにして、数多くある可能性のひとつとして接していけば良いわけで、今すぐにどうであるかというのとは分けて考えて、自分自身の対応を変えていくのが良いでしょう。


時に、法律や条例に関わるところと、実際を上手に切り盛りするところでの葛藤があるかもしれませんが、何に重きを置いて考えるのか、また、何が関わる人たちにとって好ましいのかを見極めて、しかるべき判断や決定をしていけると良いなと思います。


知れば知るほどにわかるということも多いので、自分が当事者であるとか、いくらか関心があるということであれば、少しずつ情報や知識を集めていくと良いでしょう。



ともあれ、個別の結婚や子育てもそうですが、こういう制度や仕組みのようなことまで考えていくと、若い世代や次世代を担う子どもたちが健やかに育つということが、最も望ましいことであるように思います。


そのためには、社会のルールである法律や条例なども整備して、実際がより好ましいことになるように、少しずつ学んでいきたいものです。


人の結びつきの多種多様さについて、これもまた決して他人事だなんて思わないで、まずは、興味や関心を持つところからはじめていけると良いものです。


ここまで、どうにもまとまりきらない、大雑把な概要をとらえる内容になっていますが、それだけ容易にまとまるものではないということが、逆説的にでも伝わっているようであれば、それはひとつの達成というものでしょう。


何かしらの結論に至るには、もう少し多くの時間がかかりそうです。



傍島康始(そばじまやすし)/次の"高み"へ@千葉:展示会・イベント関係従事、飲食店勤務などを経て、新しい働き方&仕事の仕方を模索中*#西野亮廣エンタメ研究所#五星三心占い#銀の羅針盤*ロック、メタル音楽が好き*"1/fゆらぎ"の声を出したい♪

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