本当の出会い


「一期一会」という言葉を用いる時、"初対面の人との、貴重な出会い"、または"貴重な人との最初の出会い"というような、どことなく"はじめまして"の意味合いを強調して使うことが多い気がします。


お互いに良い出会いであればあるほど、少し振り返ってみて、「あれは"一期一会"の出会いであった」というように、"はじまり"を感慨深く思ってしまうのは当然のことです。


どのような人とも初めて合わないことには、後に続くことはないものですが、この言葉の本来的な意味を探ると、"今、会っている人とは、この今の立ち会っている瞬間にしかない"というような意味合いで、初対面だろうが何回も会っていようが、「今、ここ」に意識を向けるために用いるのが良いかもしれません。


仏教に由来し、茶道でも用いられる「一期一会」は、"一生に一度"であるとか、"生涯に一度きり"という意味合いで、一緒の場所に立ち会って、ともに過ごす時間はこの今にしかないということで、その時々をいかに大切にできるのかが問われる作法のひとつであるように思います。



広がっている意味合いを含め、そのような「一期一会」を思ったのは、人との出会いでもそうですが、本との出会いにおいてもそうであるなと思ったことがキッカケです。


私自身、本屋、図書館、古本屋など、わりとこまめに立ち寄っているものの、目に入ったり、手に取ったりする本はあくまで一部であり、また、自分の読みたいものを見過ごしていることもあるということです。



入荷したり、貸し出されたり、売れたりして、絶えず本の動きがあるわけで、出版されているとしても、たとえ自分の興味のある領域だからといって、すべては網羅はできないわけです。


よほど著者に興味があるとか、内容に興味がないと事前に調べることはないし、そういう調べるだけの情報がないことには、調べること自体ができません。


それでも、何かの拍子に目に飛び込んでくる、自分の目の前に現れることもあって、思わず手に取ってみるのは、偶然とも言える、これはひとつの巡り合わせであるように思う次第です。



最近では、"短パン社長"こと奥ノ谷圭祐さんの『「いいね」を購入につなげる 短パン社長の稼ぎ方』(KADOKAWA)という本がそれにあたります。



これは図書館に行った時に出会ったわけですが、普段はあまり立ち寄らない新刊コーナーを何とはなしに見ている時に目に入ってきました。


"短パン社長"というニックネームは、何年か前に「短パンカレー」というカレーを出したのを何かで見たかどうかくらい、記憶をほじくり返しても、それすらも定かではありません。


2019年12月に出版されているので、時期的にも本屋によく行って、こういうビジネス本の類はよく見ているはずなのですが、今の今まで出会わなかったのが不思議なくらいです。


最近は、ちょうどブログや各種SNSでの発信の仕方を考え直していた時だけに、これはまた大いに学びとなる一冊でした。


それと同時に、リアルにおいても多少の変化を加えようとしているのもあって、ちょうど今の自分に必要な出会い、巡り合わせであったように思います。



短パン社長の本を読んで、さらにブログやインタビュー記事などを読んでいくと、コトの本質は、ブログや各種SNSだけでなく、DMや手紙など、リアルかインターネットかに分けることなく、どの媒体においても絶えず発信していくことが大切であるということです。


何かが売れるとかヒットするのは、何も突拍子もないアイディアがないといけないわけでもなく、特別なコツがあるというわけでもありません。


もしもあなたがトンカチで頭を叩かれたような気持ちになったのなら、すぐさま行動を起こし、それをできる限り続けていきましょう!



自分のことを知ってもらうために、こちらから発信しないことには、誰も知る機会がないように、「今、ここ」でできることをやる、それが冒頭の「一期一会」につながる発想ではないでしょうか?


ここからはじめて、(あくまで地道につづけることで)大きく展開していきましょう!


<参考>

続けることの大切さを伝え続けるために、毎日更新を続けている"短パン社長"奥ノ谷圭祐さんのブログはこちら→


<2021年3月3日:追加>



傍島康始(そばじまやすし)/次の"高み"へ@千葉:展示会・イベント関係従事、飲食店勤務などを経て、新しい働き方&仕事の仕方を模索中*#西野亮廣エンタメ研究所#五星三心占い#銀の羅針盤*ロック、メタル音楽が好き*"1/fゆらぎ"の声を出したい♪

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