少し前に、何か特定の分野の専門家であるとか、事情をよく知っていて詳しいような人が、そうではない人に対して、ちょっとした苦言を呈しているのを見かけました。
それは、ある業界において以前から取り組んでいることであり、関係者としてはすでに気づいていることを、今になって"今さら"言及していたことに対して行われていたわけですが、指摘や意見をするとしても、相手を貶めるようではなく、もっと引き上げるようにすると良いと思いました。
この場合では、自分たちが当たり前のように感じて&やっていることが、世間一般の人にとっては必ずしもそうではないことを示しているのでしょうし、それはまた、時間が経たないと浸透していかないということでもあるのでしょう。
ただ、その"今さら"の言及があるように、今になってようやく多くの人が知るところになったということであれば、ありがたくこそ思うものの、決して打ち消してはいけないものであるように思います。
それによって、なるほどその業界ではそういうことになっているのねと、自分たちが声を張り上げることなく、他の人が紹介してくれているのだから、むしろそれに便乗して「そうなんです、我々の業界では今はそうなっています」というくらいの方が、懐深くいられるのかもしれません。
何回も繰り返して伝えていくとか、何回も取材や特集で取り上げてもらいながら、より多くの人に知ってもらって、自分たちのいる業界全体が盛り上がるのであれば、その機会を大いに活用すれば良いだけのことです。
風が吹いていたら真っ向から向かっていくより、背中で受けて追い風とする方が、自分たちにとって勢いを得られるということであれば、立って向きをくるりと変えていくのが賢明ということではないでしょうか?
こういうことに付随したことでは、いつも丁寧で物腰を柔らかくするのが良いといって、やたら謙遜しすぎて、けって自分の価値を低めている場合も見受けられ、高慢にならないように気をつけるのはもちろん、どちらにも極端にならないようにしていくと良いと思います。
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このように、発言や行動など、アプローチが上手ではない、自分の思うようでない人に対して、頭から否定するのは容易なのかもしれませんが、どこをどうしたら改善していくことになるのか、ともに考えていくことも大切であると思います。
結局は、「今のままでは良くないから変えていきましょう」というメッセージを含むものなのですが、どのように切り取っていくかで、随分と相手に与える印象は変わっていきます。
自分自身においても改善すべきことは多く、発言の仕方や、相手への対応の仕方など、わかっていてもやってしまう、固有のクセもあるでしょうから、急に今までと異なるようにやるというのは難しいかもしれません。
それを自らやらずして、相手に求めてばかりいるというのでは無理が生じるだけで、どうにも道理が通らないというものです。
そのようにして、コトの本質に照らし合わせて、もしも自分のやり方をより良くしたいと思うのであれば、はじめは数理の公式にあてはめるようにして、この場合はこうする、あの場合はそうするというようにして、頭で考え、次に、実際に言動に表すようにして、取り組んでいくのが良いように思います。
慣れないうちは、筋肉や関節を保護するサポーターのように、窮屈に思うかもしれませんが、補強されたり、やがて矯正されたりして、実は理にかなっていることも多いと肌身を通して感じていくのではないでしょうか。
今よりもっと良いことになるのなら、今よりもっと喜ばしいことになるのなら、それをあなたが望むのであるとすれば、ひとつひとつ試していくのが良いでしょう。
上手な物言い、上手な立ち居振る舞い、他の人たちの好ましい事例を見聞きして、それで実践していけるとナイスですし、より積極的にそうしていくのが良いなと思います!
<2021年2月7日:追加>
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傍島康始(そばじまやすし)/次の"高み"へ@千葉:展示会・イベント関係従事、飲食店勤務などを経て、新しい働き方&仕事の仕方を模索中*#西野亮廣エンタメ研究所*#五星三心占い*#銀の羅針盤*ロック、メタル音楽が好き*"1/fゆらぎ"の声を出したい♪
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