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話が広がるがゆえに、今のところはまだ収束するようなことはなくて、さらに思いつくままに展開していけばどうなっていくものか、しばらくは続けていこうかなと思っています。
だいたい今回においては折り返し地点を過ぎたあたりとも思うので、「まだ半分か!?」と思いつつ、後半も読み進めてもらえたら良いなと思います。
むしろ後半の方が長くなりそうです、そして3部構成へ・・・。
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果たして、個人的に、恋愛においてのパートナーはどういう人が良いのかを考えてみようと思いますが、端的に言えば「一緒にいて、賦活されるような人」ということになる気がします。
"フカツ"だからと言って、決して深津絵里さんでなくてよ(ステキな方ですね、最近は映画や舞台を中心に活躍のようです:余談)。
一緒にいて刺激になる、頭をより使うとか発想が柔軟で素晴らしいとか、そういう自分の内側にあるけれど、誰かといることで知的活動がグイッと促進されるような感覚をもたらしてくれる人、そんな人が良いなと思います。
見た目においては、笑顔の似合う人、このあたりに小林正観さんの「そ・わ・か」の法則が働いてくるのですが、今回はそこには触れないで、やがて詳述することになるのかどうかなくらいに留めておこうと思います。
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時折頭をもたげるような発想として、自分自身の、基本的な考えや性質は変わらないわけですが、時期であったり、日々の積み重ねであったり、その時々の成長・変化があります。
何もしなくても年齢は加わっていくので、自分自身の雰囲気や考え方も、何かしらは変化していくものです。
また、極端な話では、一週間も経てば何もしなくても手や足の爪が伸びていくように、あるいは、カラダの細胞が順次入れ替わっていくように、どこかしらかは変化が訪れるものです。
そういう、時間の経過そのものに準じるように、自分自身もいつも変わり続ける存在でいたいし、それがより良い変化であるようにしていきたいものです。
変わり続けるということでは変わらないために、たとえば出会った頃のままを期待されるとか、ある時点での雰囲気のままでいてほしいと言われるようでは、ともすれば窮屈な思いにとらわれるものです。
場合によっては、体型が変わることもあるでしょうし、着る服の雰囲気がガラリと変わるということもあります。
それゆえに、殊更に言われるようなこともないように、そういうことは口を衝いて出てこないように、かつ、無言の圧力もないようにそっと距離を置くようにしてしまうものです。
自分自身でそう思うように、相手に対してもむしろ能動的に変わり続けている方が、好意を抱きやすいようにも思います。
そういう方がかえって安定しているということで、福岡伸一さんの「動的平衡」の発想を持ち寄ってみると良いかなと思います。
もっと身近なところでは、ゴハンを食べては排泄を繰り返して生きていくように、独楽(コマ)もクルクル回り続けているから安定していると見ることができるわけです。
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今のところ、これを尋ねられたことがないので、これ幸いなりと思っていることのひとつとして、「アタシと有紀、どっちを選ぶの?」という質問です。
必ずしも知り合ってからの月日ばかりではありませんが、昨日今日会ったくらいでの関わりでは、こういう質問はいかがなものかなと思ってしまいます。
無論、これに対しては(今は)ほとんど即答で「有紀」であり、これが答えに窮するようであったり、いくらか逡巡したりするのであれば、もしかするとコトなのかもしれません。
そういう「あなた」はそれだけ得難い存在であり、唯一無二の存在なのかもしれないと思うわけです。
これは単純に性別とか、性格の合うとかいうことではなく、理屈を越えたところでの「出会い=邂逅」なのだということなのでしょう。
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人が人として生きていくためには、多くの人の間に立っていることが必要になってきます。
それでこそ、動物としてのヒトでなくて、"人間(にんげん)"になるわけです。
ただし、それは必要条件であって、十分条件ではないように思います。
この、必要か十分かのような言葉を用いずとも、条件を満たすための要素がいくつかあることを知っている人はどれくらいいるのでしょうか。
あるいは、人と出会うこと自体が目的でなく、出会って何がはじまるのか、何をはじめることができるのかを知ることも大切な気がします。
これは、目的と手段かみたいなことにもなるのですが、自らの思うところの仔細を聞かずして、判を押したように配慮も工夫もなく言われると、何としてもコトの比重を見誤るのは避けたいなという気になるものです。
そのためにも、拙速で迂闊な発想をしないように、普段からしっかり知性を発動させておこうとも思うものです。
最近の、自分自身の場合では、ひとつひとつの出会いを楽しんでいるだけであって、特定のこういう人に会いたいというわけではないのです。
今回の話で言えば、代々木忠監督に会いたいなと内心思っていたとしても、他の監督のことを言われたところで、比較するものでもないし、代替できるものでもないのです。
これは、たとえばプロ野球選手に会いたいからといって、熱心な巨人ファンの人に他の球団のスター選手を合わせるようなもので、確かに光栄なことかもしれないけれど、そうじゃないんだよなというミスマッチが起こっているわけです。
そして、特定の誰かに会うような単純なことでもなくて、多くの人とそれなりの場数を通じて知り合っていくうちに、そのうちの何人かと親しい交流をするようになるか、ならなくても良いけれど、せっかくなので、なったらなったで楽しそうだなという感覚でいます。
何かをしたいから出会いを求めているわけでもないし、出会いが多くあれば他に何もいらないわけでもないのです。
出会いの先に望む何かはあるとしても、手が届くかどうかは次の話になってくるので、自分自身、今はそれに向かっていること自体が尊いのだと思っています。
こういう考えの順番とか理屈とかを解き明かしたいと思うし、今は入れ替えるように考えているところもあって、それだけに説明を丁寧に繰り出さないと、思うところのいくらかを伝えることはできないような気がします。
この場合で言い方を変えてみると、"出会うからはじまるのでなく、はじめているから出会う"のだと言えるかもしれません。
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もう少し具体的には、『ワンピース』において、ルフィが海賊王を目指しているから仲間(クルー)のひとりひとりに出会っていくわけです。
ゾロやナミに出会ったから、海賊王を目指そうかな、ウソップやサンジに出会ったから余計にそう思ったということにはなっていないのだと、それはわかってもらえるかと思います。
海賊王になるにしても、誰かと出会ったり、誰かを倒したりしたからなれるようなものでもなくて、目も眩むような金銀財宝を手に入れたからなれるようなものでもなくて、いつの間にか名実ともにそうなっているものなのかもしれません。
ルフィの場合とどことなく対照的に思うのですが、"白ひげ"の場合では、当初は海賊王を目指していたかもしれないけれど、やがて家族(ファミリー)と呼べるような仲間たちと旅を続ける、それ自体に価値を見出しているわけで、これはまたひとつの望むものとかなうことが一致しているケースのように思います。
白ひげの思いを汲まずして「海賊王を目指さないのは日和ったからだ」みたいなことは決して言えないわけです。
自分自身の場合でも、シャンパン100万本手に入ったから「達成でーす!」、自宅にナイトプールがあるから「幸せでーす!」みたいなことを望んでいるわけでもないし、それなりに抽象的であるかもしれないけれど、これを目指さずして何を目指すのかという感覚の元に推し進めていることがあります。
言い換えれば、目標は相対的なものであるし、個人がそれぞれに何を思っているのか、目に見えない部分が大きな意味を持っているようにも思うものです。
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本音を易々と言うことができるのか、嘘や偽りは良くはありませんが、冗談や戯言でやり過ごすこともないわけではありません。
発言する方としての心構えや姿勢としてもそうですし、これは尋ねる側の力量にも関わるところでもあるように思います。
良きインタビュアーは、的確な質問を繰り出すがために、良い答えを引き出すことができるものです。
概ねのところで考えれば、音楽のアルバムのプロモーションをしているのに、遊園地で好きな乗り物を聞くようなことはしないわけです。
真率に語ろうとする自分自身においては、玉ねぎの薄皮を、一枚ずつ剥いでいくようなもので、丹念に言葉を紡いで、それでどうにか思っていることを伝えようとするものです。
しかし、それはこちらの内側で調整もできるようなことで、相手にとっては果たして、それが本音なのかどうかの保証はどこにもないわけです。
言い換えを多用したり、言わないことで伝わったりすることもあるでしょうし、伝えようとしていても言葉が伴わないこともあるでしょう。
それがまた、自分の言える/言えないを選択する葛藤かもしれないし、相手との信頼によるものかもしれないわけです。
どちらが先に立つのか、譲り合ってばかりでもいけないし、我先にと立ち上がるのも具合が悪いとなれば、どうするのが最適かということも断定的には言いにくいなと思います。
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たとえば、相手の言い分や性格をうかがい知るのに、断片的な、ともすれば支離滅裂な質問をつないでいくものです。
生まれは?年齢は?家族構成は?のようなところから、趣味・特技や今の興味・関心にまで及んでいくことでしょう。
ただ、基本的にその人がどのような姿勢・心構えを敷いているのは、部分を寄り集めたところで全体にならないように、どの断片が欠けているかどうかの切り口でない場合があります。
できる限りはひとつひとつの部分も尋ねるし、同時にまた、全体からも探っていくことが大切で、異なる観点から組み合わせながら切り込んでいくことも必要になってくるものです。
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【③に続く】→
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傍島康始(そばじまやすし)/次の"高み"へ@千葉:展示会・イベント関係従事、飲食店勤務などを経て、新しい働き方&仕事の仕方を模索中*#西野亮廣エンタメ研究所*#五星三心占い*#銀の羅針盤*ロック、メタル音楽が好き*親子丼食べたい♪
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