このブログ記事は、*随時更新*の"つけ足していく"方式です。
いつもありがとうございます、そばじま(@sobajimaximum)です。
先日公開した「ビジネス:仕事、売上、組織にまつわる考察①」では、お客さまに喜ばれ、いかに売り上げや利益を伸ばしていくか、さらには、会社や組織として強化していくのかについて取り上げています。
また、「ビジネス:仕事、売上、組織にまつわる考察②」では、先に差し出すこと、普段からの心がけ/働きぶり、気の持ちようなど、周りに働きかけつつ&自分の望む状況をどう達成するかについて重きを置いた内容でした。
こちらでは、重複する箇所もありつつ、それとはまた別の「就職、転職」といった切り口で、「仕事をどう得ていくのか/作り出していくのか」について、より色濃くお届けできればと思います。
ビジネス:仕事、売上、組織にまつわる考察①
・
ビジネス:仕事、売上、組織にまつわる考察②
一般的に「仕事」は、真っ先には生活の糧を得るものであり、また、時間においても一日の大半を費やしますし、生きる時間においても多くを占めるものです。
他にも、仕事上のスキルを身につける、お客さまや同僚など、関わっていく人たちと協力していく、さらには、身近な地域だとか、世の中に貢献するといった観点もあります。
このブログ記事で紹介している発想の仕方、考え方を前段としておくことで、導かれる成果や結果においても、それらに呼応した変化が現れてくるように思います。
<関連>
2025年の年明けから、今の新卒と比べ、初任給の額面で、就職氷河期/氷河期世代が割を食らっているニュースが出ています。また、下記の記事では、バブル世代から氷河期世代へ、会社や組織のメインの担い手が変わることについて取り上げられています。上からも下からも、挟まれるようにして取り沙汰される就職氷河期/氷河期世代、どうにかこうにか報われると良いものです→
第一線を退くバブル世代と後を継ぐ氷河期世代の「宿命の対立」は終わるのか?|ダイヤモンド・オンライン:2025.01.10
理想の未来をイメージする
自身がどのような職業に就こうか、自分がどんな仕事をしようかと考えることとは別に、どういう格好をする?どういう生活を送りたい?そこから考えるのも興味深いやり方です。
大雑把な分け方では、すでにある大企業ではカチッとしたスーツ姿が多いでしょうし、立ち上げ間もないベンチャー企業ではTシャツ+ジャケット姿が多い気がします。
それ以外にも、いろいろな制服、ユニフォームがあるので、その憧れによって"引っ張られる"ようにして、職業や仕事が決まっていく流れです。
ロックバンドに憧れる少年少女が、最初はホウキをギターに見立てて、弾く真似をし、多くの聴衆の前でライトを浴びている姿を想像するようなこともあります。
バンドやミュージシャンに限らず、自分のこうなりたいと思う人のポスターを、よく見えるところに貼るというのも、ありありと頭に思い浮かべる、イメージを焼き付けるのに有効です。
そこから、何をどうすればあのようになれるのかと考えるでしょうし、その目標から逆算するようにして、今、やるべきことのいくつかを思いついていくことでしょう。
あるいは、『孤独のグルメ』(原作・久住昌之、作画・谷口ジロー/扶桑社)のように、全国各地、時に海外も含めての"ゴハンを堪能する"という生活を送りたいと考えます。
主人公の井之頭五郎に憧れるにしても、先に"個人で営む輸入雑貨商"になりたいというより、各地で"ゴハンを食べる"方を先に憧れているわけです。
そこからたどって、現実のものにするには、どういう職業・仕事が良いのか、それによって呼ばれるところに営業に行くスタイルが自ずと決まっていきます。
ちなみに、井之頭五郎を"個人で営む輸入雑貨商"にした理由は、「『月刊PANJA』編集者の知り合いに実在していたこと」、「時間が自由になること」の2点。
孤高で自由な生き方をモットーとし、結婚や店を構えることについては、「守るものが増えて人生が重たくなる」として敬遠しています。
<参考>
引用→
久住:そう。それで「主人公はどうする?」って話になったときに、僕としてはできるだけ余計なストーリーは書きたくなかったので、食べ物を目的にいろんなところに行くんじゃなくて、たまたま仕事で行ったところでお腹が空いちゃって何かを探すというのがいいなと。
「それだったら、どんな職業がいいだろう?」と考えてたら、壹岐さんの知り合いに雑貨を個人輸入している人がいるって話になって。その人は女の人だったんだけど、いいかもしれないと。そういう仕事だったら、いろんなところに行けるから。海外でも。
壹岐:海外ミステリの私立探偵みたいな感じで動きが取れるんですよね。
久住:僕はその人と実際にはお会いしてないんだけど、個人の輸入雑貨商の仕事のことを箇条書きして、FAXでいっぱい送ってくれたんです。井之頭五郎を描くにあたっての心構えに、すごく役立ちました。
・
『孤独のグルメ』はどのようにして生まれたのか?原作者・久住昌之×初代編集担当・壹岐真也 特別インタビュー|孤独のグルメ
主人公はこう考えるという設定や傾向が、特別に意識することがなくとも、言動のそこかしこに"にじみ出てくる"ので、実際の場面や状況に反映してきます。
自分も同じようでありたいと思う場合、毎日、同じところに通うとか、終日、部屋の中で取り組む仕事では、こういうことがかなわなくなっていきます。
近年では、必ずしも会社や事務所に通うことなく、在宅勤務(テレワーク)でまかなえることもあり、住むところをより自由に選べる傾向も強まっています。
仕事を含めての生活全体において、何を思う=イメージするかの取捨選択でもあるので、何を強く思う&念じるのかの威力は軽視できないように思います。
<関連>
本をよく読む人を「読書家」と呼ぶことがありますが、小説家やマンガ家のような、収入を得る仕事にはなっていない不思議があります。もしもそれが実現するとしたら…という発想がベースになっています→
理想の一日の過ごし方:仕事編
考古学者インディ・ジョーンズ
やや長めではありますが、興味深い内容なので、以下引用です→
・
やりたいことをやりなさい 仕事なんて無数にあるーーー内田樹が語る雇用問題
(人口の減少する日本、AIによる雇用の変化、グローバル企業の短期的な利益追求、原発再稼働などの"大きな"話に続いて→)
生き延びるために一番大切なこと
ーー雇用の大きな変化を前に、これから社会に出ていく若者たちはどう備えたらよいのでしょうか。
内田:これから日本社会は前代未聞の激動期に入ります。何が起きるか全く予測がつきません。ですから、若い人たちに伝えたいのは、「オレはこうやってビジネスで成功した」とか「こうやって金持ちになった」というような自慢げな成功事例や経験則には耳を貸さない方がいいということです。人口減少社会でどうやったらサクセスできるかについては、過去に成功事例がありません。この状況下で若い人に告げる言葉としては、「やりたいことをやりなさい」ということしかありません。「成功者」の教訓に従って、「やりたくないことを我慢してやる」ということだけはしない方がいい。嫌なことを我慢したあげくに、なにもいいことがなかったら、文句の持って行く先がないでしょう(笑)。
人はやりたいことをやっているときに最もパフォーマンスが高くなります。難局に遭遇して、そこで適切な選択をするためには、他者の過去の成功事例を模倣することではなく、自分自身の臨機応変の判断力を高めた方がいい。そして、自分の判断力が高まるのは、「好きなことをしているとき」なんです。「自分は本当は何をしたいのか?」をいつも考えている人は「これはやりたくない」ということに対する感度が上がります。そして、生物が「これはやりたくない」と直感することというのは、たいてい「その個体の生命力を減殺させるもの」なのです。自分の生きる力を高めるものだけを選択し、自分の生きる力を損なうものを回避する、そういうプリミティブな能力を高めることがこの前代未聞の局面を生き延びるために一番大切なことだと僕は思います。
自分がしたいことがあったら、それをする。自分が身につけたい知識や技術があったら、それを身につける。自分が習熟したい職能があったら、それを学べばいい。つまらない算盤をはじいてはいけません。「一時我慢して、それさえなんとか身につけておけば、あとは一生左うちわ」などというものにふらふらと迷い込んではいけません。弁護士や医師でさえ雇用の危機だという時代になるんですから。
あと、若い人には仕事は世の中に無数にあるということを伝えたいですね。無数にあるけれど、一つ一つの求人数は少ない。そういう求人情報は若い人たちのもとには届かない。求人と求職をマッチングするシステムがないからです。僕が聴いた話で面白かったのは「鎧の修復」の仕事です。
世の中には多様な職がある
ーー鎧の修理者!?それはまた随分ニッチな(笑)。
内田:日本の鎧兜って、世界中の博物館、美術館に展覧してあるでしょ。でも、繊維や皮革は必ず経年劣化する。だから、それを定期的にメンテナンスする専門職が要るんです。受注件数はたいして多くないけど、ニーズは安定している。その修復技術の後継者がいないらしいんです。年収2億ぐらいになるんだけど、誰かやる人いないかなって話を聴きました(笑)。
ーーそんなに儲かるんですか!
でも、そういう仕事って、「やります」っていう人が3、4人もいたら、それでもうあと何十年かは間に合っちゃうわけですよね。だから、求人広告を出すほどでもない。何かのはずみで聞きつけてきた人がいたら「ご縁があった」というような話です。刀鍛冶とか能楽師とか、後継者がなくて困っている業種って、いくらでもあります。
地方に移住して農業に取り組む若い人も増えていますけれど、それは帰農者に対して自治体によってはたいへんよい条件を提供しているからです。住む家も提供するし、最初の3年間はお給料を払うし、農業技術も教えますというような好条件で農業従事者を探している。高齢化による耕作放棄地がそれだけ増えているということです。地方移住の案内窓口に問い合わせに来た人たちの数はこの数年間で10倍に増えたそうです。でも、そういう求人と求職者を出会わせる仕組みはまだ十分に整備されていない。
ネットの就活情報だけ見ていると、ごくわずかな就職先に新卒者が殺到しているように見えるでしょうけれど、それは企業と就職情報産業が作り上げている幻想です。狭い求人市場に大量の新卒を送り込めば、求職者の間で競争が激化して、結果的に企業は能力の高い労働力を安価で採用することができるから。「君の替えなんか、いくらでもいるんだから」というのが雇用条件を切り下げるときの殺し文句ですからね。
ーー内定をとるまで何十社も落ち続けるとか、新卒一括採用は学生たちに深いダメージを与えていると思います。
内田:茂木健一郎さんも新卒一括採用制度を厳しく批判していますけれど、なかなか世論は盛り上がらないねすね。でも、一部の企業による「就職情報独占体制」は崩さないといけないと思う。今の若者たちは、世の中にどれほど多様な職種があるのか、そのこと自体についての情報が遮断されているんです。世渡りの「たずきの道」は若い人たちが想像しているよりはるかに多いというシンプルな事実さえ教えられていない。
余談ですが、以前うちの奥さんに、なんで能楽師になったの?って聞いたら、「着物を着る仕事がしたかった」からって(笑)。だから、仲居さんさんでも、呉服店の店員でも、実はよかったらしい。でも、そういうことってあるでしょう。「着物を着てする仕事だったら、とりあえず何でもいい」というような仕事の探し方って、僕はあっていいと思う。
ーーそんなシンプルな動機が出発点だったんですね(笑)。
内田:「Tシャツと半ズボンとゴム草履でできる仕事だったらなんでもいい」とか、そういうのって実は結構あると思いますよ。僕は神戸女学院大学に就職して最初の授業のときに、ツイードのジャケットを着て、ダンガリーのシャツを着て、黒いニットタイをして眼鏡をかけて教壇に立ったんですけれど、後から考えたら、あれはインディ・ジョーンズが冒険の旅から戻って大学で考古学の授業をしているときの恰好だったんです。「大学の先生になると、ああいう恰好ができる」と思い込んでいて、それにあこがれていたんだと思う。何を教えるかなんて、とりあえずどうでもよかったんです。ジョーンズ博士みたいな恰好をして、階段教室の黒板の前で、学生がぜんぜん興味のなさそうな学術的な話をしているとき、実に気分がよかった。
それに、僕はとにかく人にものを教える仕事というのが好きだったんですね。だから、大学の教師を辞めた後は今度は道場で合気道の先生をやっている(笑)。教える教科は何だっていいんです。好きだから。教えるのうまいです。大学の先生の仕事も楽しかったけれど、合気道の先生もやっぱり楽しい。合気道の先生が職業として成立するなんて、信じられないでしょうけれど、これがちゃんと成立する。好きなことですから、教え方うまいし。
ーーそういう話を聞くと、今のビジネスモデルの中で雇用が少なくなったとしても、いくらでもやりようはあると思えてきますね。
内田:AIによって代替不能の仕事ってこの世に山のようにありますよ。合気道の先生なんてロボットには絶対できないでしょ。だから、若い人たちは何も不安に感じることはないと言いたいです。もちろんある種の製造業やある種のサービス業は、機会に取って代わられるかも知れませんけれど、人間の微細な感覚や、黒白のはっきりしないグレーゾーンでの判断力とか、原理的には解けない問題を常識で解くというようなことは人間にしかできない。『人口減少社会の未来学』でも、若い人たちへのエールとして、「最後に生き残るシステムとは何か」について書きました。これからの厳しい時代を生き延びなければならない次世代の健闘を心から願っています。
(『文春オンライン』2018年5月7日)
『サル化する世界』内田樹/文藝春秋、P.276〜282より引用/項自体は、P.272〜
・
「インディ・ジョーンズ」について、似た記述がありますので、こちらも引用します→
何かトレンドが起きるときは、イメージが先行するんです。大学にポストを得て初めて授業をした日、僕はツイードのジャケットにダンガリーのシャツ、黒いニットタイにボストンの眼鏡といういでたちで教壇に立ちました。
授業の後に学生から「そんなに着込んで暑くないですか?」と訊かれて、四月中ごろにどうしてオレはこんな格好しているのか考えました。
そして、それが『失われた聖櫃(アーク)』でインディ・ジョーンズ博士が冒険の旅の後、大学でつまらなそうな顔をした女子学生の前で考古学の授業をしているときのスタイルだったことに気がつきました。
映画を観て「ああいう恰好をして授業をしたい」とつよく念じたせいで、僕は大学の教師になった。イメージに引きずられて職業を選んでしまったのです。イメージにはそういう現実変成力がある。
・
倉吉の汽水空港でこんな話をした。|内田樹の研究室:2021.02.08
<関連>
「新卒一括採用」とはどういうものなのか、独立研究者・著作家・経営コンサルタントである山口周さんは次のように説明します→
新卒一括採用というのは、言うなれば「候補者に考える時間を与えない仕組み」です。どの組織がいいのか? どの産業がいいのか? をじっくり考えるには相応のリテラシーと時間が必要になりますが、新卒一括採用のシステムはその余裕を与えないための仕組みなのです。
経済や経営に関するリテラシーも時間も持たない学生に「とにかく卒業までに就職先を決めなければならない」「卒業に間に合わなければ落伍者のレッテルを貼られる」というプレッシャーを与えることで、選ばれる側の企業は、厳しい評価の目線に長期間晒されることなく、さしたる理由もなく、なかばランダムに応募してきた学生から、自社にフィットしそうな人材を選ぶことができます。
つまり、新卒一括採用というのは、労働市場において企業側に有利な「情報非対称性」(※取引や交渉において、一方の当事者が他方よりも多く、あるいは質の高い情報を持っている状態)を生み出すための巧妙な仕組みなのです。
・
【人生に差がつく】頭のいい人が職場選びで意識している「3文字の言葉」とは?|山口周:人生の経営戦略|ダイヤモンド・オンライン:2025.02.04
仕事選びの抽象化
キャリア選択における考え方として、【具体的】な職業や肩書きでというよりかは、「自分はどんな貢献ができているか?」を、【抽象的】に考えるようにします。
そうすると、自分の得意なこと・強みがわかりやすく、動画(下記参照)の15:51〜、竹下さんの場合では、「Entrepreneurial journalism(起業家的ジャーナリズム)」と、自身の"仕事への取り組み方"を定義づけています。
既存の新聞やテレビではないところで、自分の発信する場所さえも創りつつ、「共感して、ストーリーとして/補足して/深い内容も聞いて伝える」という得意なこと・強みを発揮していきます。
つい「何の仕事ができますか?」という質問に対して、「営業です」、「部長です」と答えてしまいますが、そのような職業や肩書きではなく、自分のできることを答えます。
たとえば、「人の話を、じっくり聞いて、問題解決するのが得意です」みたいなところだと、電話営業とか、マネジメントの仕事が向いていそうだと考えられます。
そうなると、ネジや工具を扱う建築関係の会社であろうが、口紅やマニキュアを扱う化粧品関係の会社であろうが、仕事が務まるわけです。
もう少し小規模なもの、個人でする仕事においても同様で、美容師の場合でも、解釈を広げて「お客さまのキレイ」に貢献できるととらえることができます。
そうすると、髪を切ったり染めたりするだけでなく、シャンプーの提案とか、肌のケア、ネイルの手入れなど、幅広く知識を伝えようとして、それがまた、売り上げにつながる機会を増やすことになっていきます。
特定の業種、職種に就きたいということもあるでしょうが、自身の得意なこと・強みと照らし合わせてみると、その選択の幅が広がっていきます。
ピアノを弾くのが好きな人が、大勢の観衆の前で演奏するより、ひとりずつ教室で教える方が向いていたというようなこともある気がします。
最終的には、どの会社、どの仕事と絞っていくのでしょうが、自身のやれること未知の可能性を鑑みながら、視野を広くして見てみることも大切であるように思います。
あるいは、今は、得意なこと・強みがハッキリとはわからずとも、動機のひとつとして、興味があるからやってみたいという場合もあります。
とある人の体験談で、面接の場で、「○○(の仕事)は興味ありますか?」という質問に対し、「やったことはないけれど、興味はあります」と答えて合格した人がいました。
自分の得意なこと・強みを"余すところなく"発揮するのに、ぜひやってみたいという「情熱」だとか、人の期待に応えようと「最善を尽くす」姿勢も欠かせないところではあります。
【辞めPIVOT】TBS 特任執行役員へ/日本の声を世界へ/1分も無駄にしたくない:竹下隆一郎【Pivotter】|2024.11.01
個人的「働き方改革」の推進
ざっくりとした"くくり"でとらえると、今の「働き方改革」では、どれだけの時間働いたかの"労働時間の長さ"が判断の基準になっています。
意味合いとして「短い時間で生産性を上げよ」となると、それはそれで"濃い仕事"ができるのかもしれませんが、残業は極力なし→残業代が出ないとあれば、基本給の高さが頼みとなります。
しかし、働く時間が短いのにも関わらず、会社として、そこまで売り上げ→利益が取れるのか?諸々の税金でも引かれるとあって、これまた成り立たせるのは至難の業であるように思います。
・
村上アツシさん@BEAUTIFUL CARS®︎代表(@Murakami_BC)のツイート→
このポストがバズって驚いてる。本当は手取りを30万円にしたいんだけど、そのためには社会保険の会社負担分も合わせると42万円くらい必要。約9万円が社会保険。年間100万円も払うなら、医療費は自費と民間の医療保険で足りるし、年金は貯蓄と投資で済む話。国はこんなに集めるなら正しく分配するべき。(午前10:53 2024年11月29日)
https://x.com/Murakami_BC/status/1862676300374450471
・
秋田の小さな会社だけど、最低月給を30万円にした。だけど、社会保険が高すぎて、従業員は豊かさをさほど感じられない。企業が所得を上げても、どんどん税金を上げて無駄遣いするから良くならない。
企業はお金を生み出す魔法を使えるわけじゃないぞ。財務省も、自分達が稼いでみてから増税しろ。(午前00:19 2024年11月30日)
https://x.com/Murakami_BC/status/1862154392990069078
・
では、だからといって、会社側が相応の残業代を一切払わない「サービス残業」を強要しては、じわじわと従業員の働きがいを搾取し、彼ら/彼女らのやる気を損ないかねません。
もしも十分な報酬がすでにあるのであれば、「もう少し頑張ろう!」と自発的に取り組むかもしれないわけで、会社側が先に出せるかどうかに関わってくる問題です。
あるいは、従業員としても、やったらやった分、個人の頑張りが適切に評価されるようだと、それに応えようともっと奮起していくはずです。
私自身も以前、上記のように、残業を極力なくす=残業代出ない、だからといって、基本給の伸びも期待できない状況で、なおかつ副業も禁止と、今後の見通しが立たなくなったことがありました。
その時は、副業することも含め、どうやったら収入を多く得られるのか、また、個人の力で収入を生み出すにはどうしたら良いのかといったことに、興味を持ちはじめた頃でした。
それが、今から10年くらい前の2014年前後のことで、会社が副業禁止と言おうが(法律的にも)やれたのかもしれませんが、強く「禁止」と言われるようでは、考えることも放棄せざるを得ないわけです。
それもあって、自身の状況、会社の様子、今後の見通しなど、他の要素も鑑みながら、しかし、どうにも先行きの不安を覚え、結果として、そこの会社を辞めています。
そういうこともありつつ、いろいろな角度から見ると、今は、額面を含めてのボーナスの有無もあるでしょうし、雇用形態として「アルバイト/正社員」では、どちらが良いとも言いにくい気がします。
下記参照、ひとつの例としてせっかくの賞与(ボーナス)が支給されたところで、社会保険料でガッツリ取られ、また、住民税だ何だと徴収されてしまう実情があります。
ゆすけ.きはらさん@Webエンジニア(@ukhr13)のツイート→
100万賞与と言ってもこれだもんな。国に45万取られてさらに来年の住民税が上がる。そりゃ給与も手取りも上がらんよ。(午前10:54 2024年12月9日)
https://x.com/ukhr13/status/1865937979610640758
・
賞与のポストが異様に伸びてるのは社会保険料に対する不満の表れなんだろうな。あと多数の方が自分の賞与明細だと思ってそうだけど、安心してください、自分は「ゼロ」です。賞与ほしいw(午前07:23 2024年12月10日)
https://x.com/ukhr13/status/1866247444004282835
仕事のやりがいは自分の成長とか、周りとの協調など、お金ばかりではありませんが、生活の充実を考えると、お金の観点はやはり外せないものです。
正社員でも、熱心に仕事をするほどに、もらえるお金も増えて成り立つのなら、それもまた良いものですが、やること増える、責任も増えるのに、もらえるお金がそうでない場合では辛いものがあります。
個人的には、メルカリ販売(アパレル・古着がメイン)を覚えたこともあって、アルバイトかけ持ち×副業でやる方が、個人のコントロールの効く度合いが大きい気がします。
あるいは、業種・業界にもよりますが、案件ごとに受ける仕事の仕方とか、自身が経営者になるパターンとか、他の上手なやり方があるはずです。
考え方の手がかりとして、ひとつにはテレビタレントとか、ミュージシャンといった、自身がある意味「商品」である人たちの活動が参考になるように思います。
「360°型ビジネス」と言うように、全方位に目を配り、あらゆる機会を収入源にして、お金が入ってくる入り口を増やしている様子が見て取れます。
一般の場合でも、額面だけでなく、収入源を増やす、お金の入ってくる入り口を増やすという発想で、いろいろ模索していくべきなのだろうと思います。
会社と従業員のマッチング
せっかく入社して仕事を得たのに…、
・正社員で入ったはずなのに、派遣社員/契約社員/アルバイト扱いだった(+仕事内容、労働条件など、入社前の話と異なった)。
・パワハラ、セクハラなど、社長や上司からの各種ハラスメント(嫌がらせ)が酷い。
・勤務時間が長い(サービス残業が多い、残業代が出ない)→精神的・体調的な不調につながる。
上記のように、自分の想像していたものと、大きな開き(ギャップ)があるのは残念なので、あらかじめそういう職場を避けていけると良いものです。
それぞれの仕事や職場に対し、こちらも懸命に適応しようとしつつ、しかし、「即戦力!残業もバリバリやってもらうよー」と言われるようだと、その時点で、双方の思いが食い違う恐れもあるわけです。
これが、ベンチャー企業の立ち上げ〜成長期とか、特定の期間の繁忙期では、身を粉にして働かなくてはいけませんが、度を越えて×いつもそういうのでは、さすがに違うのでは?と思うかもしれません。
データとしては、関わっている人数が多いのもあるでしょうし、大変なのもあるのでしょう、サービス業(飲食業、販売業含む)、製造業、医療関連(特に看護師)/介護関連の割合が多いです。
自分のやりたい仕事、働きたい会社や職場、そして、データからもわかる実際の様子などを照らし合わせ、「働きがいがある」、「仕事って楽しい」という機会に恵まれるようでいたいものです。
退職代行モームリ利用の15,934名分の退職データを徹底解説!|退職代行モームリ:204.08.13
採用する側/採用される側のリアル
新卒採用を目指し、就職活動をしている人たち(就活生=大学生、高校生、専門学生)、また、就職・転職したい求職者の人たち(広く社会人全般)にとって、採用してもらえるかどうかは切実な問題です。
ここでは、ひとまとめに「求職者」として話を進めていきますが、何をどうすれば、自身の望む会社(職種・業種含む)に入ることができるのでしょうか。
採用をいかに得るかについて考えていきますが、同時に、相手方の「採用する側」の様子を知ることで、十分に対策を練ることができる気がします。
そうは言っても、実は「採用する側」にとっても、誰を採ると良いのかの絶対的な正解はなく、いろいろな要素が絡んでくるため、採用活動においての絶対法則や再現性はありません。
これまでの経験から、何となくの、こういう学歴、こういう活動、こういう人柄が良いくらいと、「採用される側」の思っている以上に曖昧なものかもしれません。
そこで、「採用活動=麻雀説」が上がってくるわけですが、これをギャンブルとひと括りにしてしまう語弊がありそうなので、今、持っているものを投じて、より大きなリターンを得たい「投資」と置き換えて考えるのが適切かと思います。
余談ではありますが、サイバーエージェントの藤田晋さんは麻雀が好きだし、しかも強いので、「採用する側」としての強みが、会社組織のそこかしこに浸透しているかもしれません。
さて、採用活動を、会社の興隆のための「投資」と考えると、「良い人を採る」ことで大きい見返りを得られそう=期待値の高いことをする/し続ける必要があります。
また、逆に「良い人以外を採らない」ことで損失を被らない=期待値の低いことを避けるだけで、全体としては望む結果につながっていきそうです。
これは、麻雀に限ったことでもなく、スポーツの試合とか、将棋やオセロの勝負でもそうですが、勝てる時は一気呵成に攻め立て、そうではない時は脇を締めて静かに待つというのは、理にかなった戦法かと思います。
ここまで述べてきたように、実は「採用する側」でも、確かな何かを持って望んでいるわけではなく、意外と確率に頼っていたり、感覚的な要素で臨んでいたりするものです。
だからなのか、あるいは、だからこそ、そこからはじめて、どのように採用活動を推し進めていくと良いのかの各論に入っていくとか、細部を詰めていく作業になっていくものです。
では、次に「採用される側」として、相手方はそういう様子か、そういう事情があるのかとわかったところで、求職者はどのように対応していけば良いのでしょうか。
まずは、前述したのと同様、求職者としても、採用してもらえる可能性を高めていきながら、不本意な結果に終わらないようにマイナス要素を取り除き、それで最善を尽くしていくだけです。
そのように物事を広く見てとらえつつ、至極シンプルに考えると、「採用する側」が見ているポイントは、およそ3つのポイントに絞られていくそうです。
簡単には、①活躍できるか、②長く働けるか、③来てくれるかの3つで、これらについてより詳しく知りたいから、質問が派生して、いくつもの角度から聞かれているだけになります。
このように、全体像をとらえていき、さらに行きたい会社の様子を知っていくことで、会社の「求める人物像」が次第に浮き彫りになってきます。
そのような"相手を知る"研究と並行して、自分自身はどのようにアピールすれば、その会社に採ってもらえるのかを逆算して考えていきます。
特に、これから就職を迎える学生の多くでは、「自己分析」を丹念にやって、エントリーシートでは、今までのことを強くアピールする傾向があります。
この「自己分析」も確かに必要なことではありますが、今までの/過去の/これまでの自分の分析であって、今後の/未来の/これからの自分の見通しがほとんど立っていません。
「自己分析」では、自分の好きなこと、得意なことの棚卸しだとか、考える手がかりのひとつになるものであって、やり過ぎはかえって視野を狭めることになってしまいます。
・
世の中に仕事もそうですし、会社も相当に多い数あるわけで、自分のこれまでの人生で見聞きしたことは、その数%にも満たなく、それで何かを知った気になるのは実に危ういものです。
発想としては、今までの/今の自分の延長で行きたい会社を選ぶのではなく、何となく行きたい業界、行きたい会社をピックアップして、それで自身との接点を見出すのが良いのでしょう。
つまり、「本音と建前」の使い分けとして、自分の興味のおもむくまま「本音」で幅広く業界や会社を見ながら、「建前」で志望動機を"逆算して"組み上げていきます。
自分の「売り、押し」の一方的なアピールではなく、相手方の、会社の「求める人物像」になることで、採ってもらえる確率がぐんと跳ね上がります。
就職・転職活動を、自分自身と会社とのマッチングと考えると、いかに「両思い」になるかが肝心なところで、そうなるためにどういう見せ方をするか、その工夫の仕方が大切です。
また、自己アピールのうち、①入りたい理由(志望動機、熱い思い)と②貢献できる理由(入社後の活躍、期待感)、もしも同じ業界内であれば、③その会社ならではのところ(独自性、魅力)を伝えていきます。
採ってもらえるかどうかはわからない、しかし、自分自身としては、「私は御社で働きたいです」という意気込みを、絶妙な押し具合でアピールしていけると良いものです。
これも、具体的には、受ける会社ごとに内容を変えていくのですが、基本フォーマットを用意して、それでその都度、内容を多少変えて対応するのが負担が少なくて済みます。
かつ、行きたい会社=相手方の、どういう会社なのかを知るのが先決ですが、これはその会社がどういう事業をやっているかの「事業理解」になります。
晴れてそこの社員になった時にどういう仕事をするのか、これは「業務理解」で、「○○がやっていること/やること」の主体が、会社なのか社員なのかの違いがあります。
大きい会社になるほど、事業をいくつも手がけていたり、部署が分かれていたり、全国各地に支社や支店もあったりして、会社全体を調べつつ、それぞれどういう仕事があるのかも同時に知っていく必要があります。
このように、いろいろ考えるべき、用意すべきことが多いものですが、いかに準備を念入りにやるかで、採用の試験や面接での高得点、好印象につながっていくものです。
あとは、一緒に働くのに、前向きな姿勢、素直な様子、愛想が良い、笑顔がさわやか、身なりが整っている、そういう要素もあるように思います。
ここで述べてきたように、採用する側も採用される側も、お互いに手探りで試験や面接に臨んでいるとも言えるので、データや点数の部分だけでなく、「いかに気に入られるか」の印象も決して侮れないところです。
臨む全体的な意識として、入念な準備、十分な意気込みなどを携えつつ、実際には、人数が足りていなかった、ちょうどそのポジションが空いていたみたいなこともああります。
このように、時の運も作用することもありますが、求職者においては、採用する側=相手をよく知り、採用されたい=自分を上手にアピールして、無事に仕事を得ていけるとナイスです。
【新時代の採用9箇条】「採用活動=麻雀」説/企業イメージが強い会社を作る/入社候補者への体験施策/企業のコンテンツ作り 秘伝のタレ/ネットの口コミも無視できない【ワンキャリア 北野唯我】|PIVOT公式チャンネル:2024.10.31
・
【面接官視点から逆算する内定術】企業は3つのポイントしか見ていない ①人物評価 ②カルチャーマッチ ③志望度/志望動機はテンプレで良い/自己分析は自分の武器探し【元大手銀行人事・樋熊晃規】|PIVOT公式チャンネル:2024.03.22
<関連>
就職・転職の面接においては、自分の言いたいことより、相手とのスムースなやり取り、意志の疎通を図れることが最も重要なのかもしれません。
物覚えが良い、手際よくやる、上手にこなすなど、そういうものもあればあったで良いですが、人の人とのやり取りにおいては、人当たりの良さがより好まれるように思います。
社内や職場での関係もそうですし、お客さまや取り引き先などの関わりすべてにおいて、意志の疎通がスムースに図れるかどうかが、仕事の成果につながってきます。
見た目のさわやかさ、やり取りのスムースさ、懸命に取り組みそうな姿勢など、トータルで「こやつ、できるな」と思われたら、すぐに採用されるし、気に入られもするわけです→
本当にモテる男は「面接」に落ちたことが一度もありません。バイト、就活「モテる人の面接の受け方」|岡田尚也TAV:2025.02.11
事業を立ち上げるとして
自分が就職/起業するにあたって、どの仕事を選ぶのか、どの分野/業界を選ぶのか、それによってビジネス的な勝算が見込めたり、そうでなかったりするので、そこはしっかり見ておきたい事柄です。
その見込みをもとに取り組んでいくとして、同時進行的に、裏のテーマと言いますか、第2、第3のテーマがあると良いと思います。
つまり、メインの目的としては、事業を伸ばす、お客さまに喜んでいただくことを目指しながら、しかし同時に、従業員の働きがい/働きやすさも成り立つようにしたいものです。
「ビジネス:仕事、売上、組織にまつわる考察①」の「提案方法をズラしてみる」で取り上げたように、"自分の目的を2つ目に置いておく"考え方を、ここでも取り入れることができます。
事業を大きくするということは、決して自分ひとりでできることではなく、協力者・関係者を内外に増やしたり、会社組織を大きくする=従業員を増やしたりすることも、それに関係してきます。
より多くの人が関わっていくことになるので、誰とともに仕事をするのか、ともに働くのか、少々固い言い方では「人事・採用」の観点が重要になってきます。
たとえば、出産・育児を経て、仕事のブランク期間がある、パートタイムで働いている女性だとか、シングルマザー(*この言い方が良くない…)で子育てをしながら働いている女性(あるいは、男性)がいます。
時間的に長く働けないとか、子どもに何かあったら遅刻・早退せざるを得ないからといって、仕事の取り組み方に問題がない場合があり、むしろ集中力を研ぎ澄まし、短い時間で高い成果を出すかもしれません。
従来の働き方の内実や、今の「働き方改革」では、働く時間の長さで判断する傾向がありますが、その物差しでは計りきれないものが、仕事への取り組み方、やる気、もたらす成果のような気がします。
そうなると、こういう女性(あるいは、男性)に働く場所&機会を提供することが、自分の事業を伸ばす強力な推進力となったり、その評判がにわかに広がることで、働きたい人の多くを集めることになったりするでしょう。
他にも、引きこもり/ニート、身体/精神障害者、高齢者など、働きたい(気持ちが大いにある)けれど働く場所&機会がない人たちもいるでしょうから、こういう人たちが活躍する場所&機会を提供するというのも意義深いものです。
実際には、吃音(きつおん:話し言葉が滑らかに出ない発話障害のひとつ)の人たちが働く「注文に時間がかかるカフェ」とか、障害者の人たちが働く「久遠チョコレート」があり、その取り組みに注目しています。
<参考>
注文に時間がかかるカフェ|Slow Order Cafe
・
Magic of Chocolate|QUONチョコレートプロジェクト
前述したように、おそらく他の分野・領域でもやってやれないことはなく、ただ、実際に成り立たせるには、いくつもの解決すべきことがあるかもしれません。
それでも、「かなえたい夢」として、その思うところの理想を高く掲げるとか、強く思い描くことではじまることも多いので、ここに記した次第です。
自分がどこかに就職して働くとか、自分自身で会社を立ち上げるにしても、売り上げとか規模も追い求めつつ、こういう組織で働けると、結果、長く続けることができるように思います。
<参考>
【ニシノコンサル】会社の知名度を上げるには?国内シェアNo.1企業が本気の相談!|西野亮廣エンタメ研究所:2024.03.30
このブログ記事は、*随時更新*の"つけ足していく"方式です。
<参考・関連>
風の時代:Age Of Aquarius
*
ビジネスの原理原則:今日からできる!個人でも勝てるビジネス方程式【令和版ユダヤの商法】
*
効率の良いエネルギーの使い方+【自己紹介】にまつわる話2023
・
傍島康始(そばじまやすし)/次の"高み"へ@千葉:展示会・イベント関係従事、飲食店勤務などを経て、新しい働き方&仕事の仕方を模索中*#西野亮廣エンタメ研究所*#五星三心占い*#銀の羅針盤*ロック、メタル音楽が好き*"1/fゆらぎ"の声を出したい♪
Twitter:https://twitter.com/sobajimaximum
Instagram:https://www.instagram.com/sobajimaximum
Lit.link:https://lit.link/sobajimaximum(アカウントまとめ)
0コメント