最近は、①UWF→②『半島を出よ』→③昭和の歴史というように、興味の範囲が拡大しているのか、単純に推移しているだけなのか、このようにして興味の対象が移り変わっています。
どうやら今は、大勢の人たちが関わって、それで物事がダイナミックに動いていく様子に強い興味があるようです。
①UWF
第一次UWF、第二次UWF、その後のリングス、UWFインター、藤原組、パンクラスなど、その時々での選手同士、選手と経営陣、あるいは他の団体やマスコミとの関係など、立場の異なる者が多く関わっていく様子は、歴史が見せる"うねり"を感じることができます。
それぞれに置かれた状況に基づく思惑はあるし、野心も当然あるということで、ここから学び得ることは実に多いものと思っています。
<参考>
②『半島を出よ』
"2011年、北朝鮮「反乱軍」を名乗る特殊部隊が来襲し、福岡市中心部を制圧した。日本はこの危機をどう乗り越えるのか?現実を凌駕した近未来日本の現実を描く問題作。"(紹介文より)
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小説という、ひとつのフィクションでありながら、物事が進んでいく様子や、何かしらの判断や決定をしていく過程は、あまりにもリアルに迫るものがあり、それゆえに、自分自身においても、非常時かどうかに関わらず日頃から意識して&やるべきことの多くを突きつけられます。
作品自体、壮大な長編大作ではあるけれど、章ごとに、登場人物のそれぞれの視点から描かれているので、感情移入しながらグイグイと引き込まれながら読んでいくことができます。
また、そうやって登場人物ごとの異なる視点を通じて、周囲も含め、大勢が関わったり、巻き込まれたりしていく様子が描かれているので、物語の迫力ある様子を、実際に体感しているような気持ちにもなっていきます。
このあたりは、実際の福岡が舞台になっているので、地図や建物の位置などを見比べていくと、より理解が進んでいくように思います。
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『半島を出よ・上』村上龍/幻冬舎
『半島を出よ・下』村上龍/幻冬舎
③昭和の歴史
先日、作家の半藤一利さんが亡くなりました(享年90歳)。
個人的には、半藤さんとともに仕事をすることも多かった保阪正康さんの本を手に取ったばかりだけに、今後は半藤さんの遺した仕事もあわせて、多く読んでいきたいと思います。
とかく激動の時代でもあった"昭和の歴史"に学ぶことは多いもので、日本人固有のモノの考え方や、世界から見ての日本の位置づけなど、この時代がどうであったのかをより深く知っていくことで、今の時代、自分自身は何ができるのかを知っていくことができるのではないでしょうか。
今はまた大変な時勢であるために、どうにか乗り切っていくためにも、余計にそういうことを思うのだなという気がします。
半藤さんのご冥福をお祈り申し上げます。
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「国民的熱狂をつくってはいけない」半藤一利さんが残した昭和史5つの教訓|東京新聞:2021年1月13日
<半藤一利さん死去>非戦の思い…歴史の大河に立つ知の巨人逝く|東京新聞:2021年1月13日
半藤一利さん死去:作家「日本のいちばん長い日」|東京新聞:2021年1月13日
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傍島康始(そばじまやすし)/次の"高み"へ@千葉:展示会・イベント関係従事、飲食店勤務などを経て、新しい働き方&仕事の仕方を模索中*#西野亮廣エンタメ研究所*#五星三心占い*#銀の羅針盤*ロック、メタル音楽が好き*"1/fゆらぎ"の声を出したい♪
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